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ドイツのクリスマス菓子

ドイツのクリスマス菓子


ここではドイツの代表的なクリスマス菓子をご紹介します☆







クリストシュトレン

クリストシュトレン Christ Stollen

もっともオーソドックスなシュトレン。
レーズン、アーモンド、オレンジピール、
レモンピールがたくさん入っています。
アーモンドシュトレン

アーモンドシュトレン Mandel Stollen

アーモンドたっぷりのシュトレン。
レーズンは入っていませんが、レモンピールの
苦味がほんのりしておいしいです。


モーンシュトレン

モーンシュトレン Mohn Stollen

モーンとはケシの実のこと。ドイツにはこのような
ケシの実をたっぷり使ったお菓子がたくさんあります。
甘さ控えめのちょっぴり香ばしいしっとりしたシュトレンです。






シュトレンのお話

シュトレンは、ドイツのクリスマスには欠かせない伝統のあるクリスマス菓子です。ずっしりと重く甘いシュトレンはよく日持ちし、パン屋さんで売られているものもだいたい2ヶ月くらい持ちます。ただし、上にも紹介した「モーンシュトレン」は、ケシの実ペーストに水分がたくさん含まれているため、賞味期限は1週間程度です。




シュトレンの歴史は1400年頃にまでさかのぼります。長細く少しぼこぼこしていて、粉砂糖がたっぷりかかっているため見た目が真っ白なシュトレン。これは、布にくるまれた幼児キリストを表したものだと言われています。

ドイツ東部の町ドレスデンで生まれたこのシュトレンには、初めはバターや牛乳を使ってはいけないという教会による規則がありました。そのため当時のシュトレンは、粉、イースト、水のみからできた、味も素っ気もないパンでした。1450年、ザクセン地方の選帝候は、教皇のもとへ「バター禁止令」の廃止を求めに行きます。そしてめでたくバターや牛乳、レーズンやアーモンドなどの使用が許可され、おいしいシュトレンを作ることができるようになったのです。ただし!そのためにはお金を払わなければなりませんでした。いわゆるバター税金です。



1560年から、クリスマスにパン職人からそれぞれの選帝候へ、18Kgのシュトレンが献呈されるようになります。1730年には、ザクセンの王様がシュトレンの重量記録を作ろうと(?)、ドレスデンのパン組合に巨大なシュトレンを作らせました。この巨大シュトレン、なんと1.8トンもあったそうです! 100人のパン職人が1週間かけて作り、8頭の馬で王様の下へ運ばれたそうですが、当時の人々が取り組んでいたことってちょっと不思議(笑)。

この出来事は現在ドレスデンの「シュトレン祭」となり、毎年約3000Kgの巨大シュトレンが作られています。このシュトレン、町の中をぐるっと回ったあと、パン職人によって1.6メートルの巨大なナイフで切り分けられ、最初の一切れは市長が食べることになっています。シュトレンがドレスデンの町で重要なことは、昔も今も変わらないのですね。



私は日本にいる頃から、東京のドイツパン専門店のシュトレンをよく食べていましたが、けっこういいお値段なのでそうたくさんは買えず、大事に大事に食べていた記憶があります。ドイツに来ると、もちろん普通のパンよりはだいぶ高いですが、日本と比べると全然安いし、町中にシュトレンがあふれているので、初めの頃はうれしくてうれしくてあれもこれも買いまくり、食べまくっていました(笑)。こちらに来て最初の冬に食べたシュトレンの量はハンパじゃなかったと思います。本当に毎日何切れも食べていましたから。。今ではその勢いは収まりましたが(笑)、やはり毎年何種類か買っておいしさをかみしめ、ドイツにいる幸せを感じています☆




クレッツェンブロート

クレッツェンブロート Kletzenbrot

フルーツがぎっしり詰まった黒く重〜いパン。
乾燥洋ナシ、レーズン、ナッツ類、シナモンなどの
香辛料が入っていて、とてもしっとりしています。
地域によっては洋ナシの代わりに、乾燥イチジクや
プラムが使われることも。この写真のものは、
イチジク、アプリコット入り。甘味とフルーツの
酸味両方を楽しめる、濃厚なパンです。


レープクーヘン

レープクーヘン Lebkuchen

香辛料と蜂蜜たっぷりの平たい焼き菓子。
ニュルンベルクの名物ですが、この町では1395年に
すでにレープクーヘンが作られたそうです。
使われる香辛料は、シナモン、コリアンダー、ナツメグ、
ジンジャー、クローブ・・・ととにかくたくさん。
これに、オレンジピール、レモンピール、ナッツ類が
加わり、独特な味わいが生まれます。

ニュルンベルクには当時、「香辛料の道」が
通っていたため、世界中のいろいろな香辛料が集まり、
また養蜂も盛んだったため、このような焼き菓子が
必然的に生まれたのでした。
日本人の中では苦手な人も多いと思いますが、
スパイスたっぷりのこの香り、この味は、
ドイツの冬には欠かせないものとなっています。






あとがき

私はこのページを2日間にわたって作っていたのですが、
写真を取ったりこれらのお菓子について説明文を書いたりと、
頭の中がお菓子だらけになっていたらしく、1日目の夜は
巨大なはちみつケーキを作る夢を見ました。
2階建てくらいの、スポンジでできた家の組み立て部分の
すき間に、はちみつを塗りこんでいく作業を
延々とやっていました(笑)。
レープクーヘンのはちみつと、ドレスデンの巨大な
シュトレンが組み合わさって夢に出てきたのかな、
と思われます(笑)。甘い物好きもここまで来るとどうかと
思いますが、でも何かとても幸せな夢でしたよ〜。



クリスマスの時期にドイツに来たら、ぜひいろいろなお菓子を試してみてくださいね!




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