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”ブンツラウアー”とは、ドイツ・ポーランド国境付近のオーバーラウジッツ(Oberlausitz)、シュレージエン(Schlesien)地方に広がる陶芸様式のことをいいます。

最も有名なモチーフは、17世紀に既に用いられていたという「クジャクの羽模様」と呼ばれるもので、このモチーフを基本とした様々なバリエーションがあります。

「クジャクの羽模様」の一種

ブンツラウ(Bunzlau、ポーランド語ではBoleslawiec)は、ドイツ・ポーランド・チェコの国境近くに位置する町。この辺りは陶土に大変恵まれており、16世紀初め頃から陶芸が行われていました。国立の陶芸専門学校があったことも、この地でブンツラウアー陶器が発展した大きな理由です。

16〜19世紀にかけては主に壺、水差し、ジョッキなどが作られました。初めは茶色の釉薬(うわぐすり)が用いられていましたが、後に徐々に白い釉薬を使った明るく生き生きとしたデザインに発展。19世紀後半には、スポンジを用いてモチーフを描くテクニックが生まれました。スポンジでできた様々なモチーフ型で陶器の表面にスタンプをし、いろいろな模様を作っていく手法です。

この伝統あるブンツラウアー陶器を作ってきたドイツの職人たちは、第2次世界大戦後ポーランド領となったシュレージエン地方を離れ、現在のドイツに移住しました。彼らによって途切れることなく受け継がれたドイツの伝統陶芸は、今でもドイツ国内で変わらず生き続けています。

日常品として愛用されているこのブンツラウアー陶器は、ドイツ人の間ではよく知られていています。普通に「三つ玉模様」のマグカップを数個持っていたり、何気なく置いてある小さなボウルがブンツラウアーの小花模様だったり。ドイツには昔からずっとあって長く受け継がれてきたものなんだな、ということを感じます。実際に使ってみると、手触りのよさ、使いやすさ(電子レンジ、オーブン、食器洗い機にも使えます)、心を和ませてくれるデザインなど、愛され続けている理由がよく分かります。

いろいろな模様を少しずつ集めていくのも楽しいブンツラウアー陶器。ぜひお手にとって、その良さを実感してみてください。







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