ザイラー工房訪問記


ザイラー陶芸工房


2015年夏、ドイツ・フランケン地方にあるザイラー陶器の工房を訪ねました。
ザイラーの陶芸マイスターとその奥様に会うのは、10年ぶりくらいだったと思います。

一時、ハニーブラウンのシリーズが入荷できない状況が続いたり、
ショップの運営をお休み・またはとてもスローペースで行っていた時期が
あったことなどから、ザイラー陶器の大きな発注はしばらくしていなかった
のですが、ショップ拡大に伴い、久しぶりにたくさん注文したのです。

すると、「よかったら車で取りに来ませんか?」とマイスターから
お誘いがあり、旅行がてら家族みんなで訪ねることにしました。

フライブルクからは日帰りでは行けない距離なので、工房の近くにある
小さなホテルに泊まることに。マイスターが部屋の仮予約をしてくれました。

出発の前日には私の携帯に電話がかかってきて、
「もしよかったら、子供たちに陶芸教室をやってあげようかと
思うんだけど、どうですか?」と。とても嬉しい提案に、
「ぜひ喜んで!」とお願いしました。





気温が40度近くまで上がった猛暑の日、
フランケン地方の小さな町ロイタースハウゼンにある
ザイラー工房に無事着くと、マイスターご夫妻が
「この暑い日によくいらっしゃいました」と
とびきりの笑顔で迎えてくれました。

約10年ぶりの再会!感慨深い瞬間でした。

工房と店舗が一つの建物内にあり、まずは店舗の方で
陶器を一通り見せていただくことに。
私がショップで取り扱っているのはほんの一部なので、
いろいろな商品をじっくり見せていただくのは
本当にとても興味深く、楽しくて仕方がなかったです。





その後、工房へ移動。マイスターが作業工程を説明しながら、
いろいろな道具や機械を見せてくれました。


ザイラー陶芸工房

これは素焼きの工程。
成形後、しっかり乾かしてから模様を描いたら、
このような窯に入れてまず素焼きをします。



ザイラー陶器

まだ釉薬がかかっていないマグカップたち。
未完成な陶器もまた美しいです。



ザイラー陶芸工房

こちら、釉薬を手でかき混ぜるマイスター。
アイボリー(ベージュ)の釉薬です。



ザイラー陶芸工房
 
このようにカップを釉薬につけます。




 
  ベージュの釉薬がかかるとこんな色に。



ザイラー陶芸工房
 
こちらはハニーブラウンの釉薬。



ザイラー陶器

釉薬がかかってこのような状態になった陶器を
再び窯に入れて、本焼きします。



  ザイラー陶芸工房  

焼き上がった器たちは、このように所狭しと店舗に
並べられています。

工房の案内をしてもらい、釉薬がけの実演サービス(?)も
してもらった後は、店舗の方に戻ってコーヒータイム。

奥様が焼いてくださったケーキやスイカをいただきながら、
陶器のことから、工房経営のお話、マイスターが
陶芸家の道に進むに至ったお話まで、いろいろお話を
することができ、とても貴重なひと時でした。

子供たちもマイスター夫妻にすっかり馴染んで、
とても居心地がよかったようで、
絵本を見せてもらったり、お絵かきをしたりしながら
いい子にしていてくれました。





そして再び工房にもどって、お待ちかね陶芸教室です!

トップの写真に写っているテーブルを囲んで
みんなで座り、子供たちはいただいた陶土で
思い思いに工作。型押しの道具を借りて
いろいろな模様を試してみたり、娘と夫は
ザイラー工房が商品として製作しているキノコの
オブジェを真似て、オリジナルキノコを作ってみたり。


ザイラー陶芸工房

ろくろを使っての器の製造についても教えていただきました!
まずはマイスターがお手本を。
そして子供たちが何度かやらせてもらった後は、
私も挑戦することに。



ザイラー陶芸工房

貸していただいた工房のエプロンをつけている時、
マイスターが「服について汚れても洗えば取れますよ。」と
言った後、「陶土は私たちにとっては汚れじゃないけど・・」と
ぼそっとつぶやいたのが印象的でした。
陶芸に対する愛情を感じたというか!

マイスターに手伝ってもらいながら、それぞれ器を形作り、
色のリクエストもそれぞれしました。
ここにも簡単に工程を書いたように、成形後、
色付けをするまでには時間がかかるので、
この後の作業はすべてお任せし、完成品を後日
郵送してもらうことに。

これだけのことを全てサービスでやってくれた
マイスターには、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

それまでも交流はあったのですが、この訪問を
きっかけにお互いぐっと親しみが沸いた感があり、
その後もよくメールでやり取りしています。

マイスターはもう高齢で、陶芸を現役でやるのも
あと僅か・・・ということですが、メールでのやり取りは
とってもスムーズで、注文はもちろん、陶芸関連のお話や
関係のないお話なども、メールを通してサクサクと
することができて、とても良い関係を築けているなと
思います。本当にありがたいことです。

またいつか、家族で会いに行きたいと思っています。
そして、マイスターが現役のうちに、少しでも多くの
ザイラー陶器を日本のみなさんにご紹介したい!
というのが今の私の願いです。



ザイラー陶器



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